爽やかな5月1日。
観光バスツアーだ。早朝、7時20分に岡山を出た。きれいに山頂まで見えた蒜山のサービスエリアからの眺め。バイクでツーリングの若者たちもいる。
ここから1時間かけて鳥取の妻木晩田遺跡(むきばんだ)まで行く。
高速道路で大山インターチェンジに差し掛かると懐かしい松江までの道のりや色んな思いが湧き出る。バスは米子方面にそして鳥取に向かう。
この遺跡は小高い山(昔は島)にありすぐ目の前が海で晴れた日は隠岐の島が見えるという。あいにくの曇り空で見えなかった。
遺跡は米子市・西伯郡大山町にまたがり、中国地方最高峰の大山裾野に広がっている。日本では吉野ケ里遺跡が有名だが妻木晩田遺跡はその3倍の巨大集落。
約2000年前の弥生時代の村落。竪穴住居あとは約460棟、掘立柱建物あとが約510棟。まだ全体の10分の1しか発掘調査されてない。
小高いこれらの場所は住居、いまで言えば団地?を下って、畑がありその先は海。
大山の山に向けば動物と、住居と作業する場所が分かれていたそうだ。
朝起きて、働く場所は、畑か海か山かと。
実際に竪穴住居に入ってみると意外と広い。
明り取りが入り口と反対側の屋根から日差しが入り薄暗いが足元は困らない。
建物の地面中央に排水用の穴があり、周りの溝から雨水が集まる仕組みだ。火床はそのそばの窪み。排水と火事には苦心したようで色々改善がみられるという。
竪穴住居の何軒かのグループで高床式の穀物倉庫を共有してたそうです。
動物をしとめるために、落とし穴がいくつも発見されてるとのこと。
隠岐とはリマン海流にのり直接取引をしていたとのこと(黒曜石の矢じりなどがあった)
琴浦の日韓友好交流公園風の丘。
この地に2度にわたって漂着した韓国船を救助した史実からできた公園。
韓国から吹く風を受けて約2トンもある石の風車が回っている。
強風で白波がたっていて雲も低い。隠岐の島は見えず。山側の大山も雲が湧いて見えない。
住雲寺の藤を見物する。駐車場から見るとすっかり終わっていた。
今年は何もかもが季節をせかせて進んでいる。
個々の藤の幹は自由に育ててるようで1本の木が好きな方向に伸びている。
平日なので幼い子を連れたママさんたちが目立った。
帰りの蒜山サービスエリアで見つけてモニュメント。
今まで気が付かなかった。
桃太郎グループがクジラに乗って、高知を楽しんでるのかな。
高知県が設置したもの。